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風光明媚

私の中での「風光明媚」のイメージは、
静かな山奥、苔の緑に覆われた木や岩、その隙間をとうとうと流れる薄青いせせらぎ。
水のにおい、土のにおい、苔のにおい、草のにおい、木のにおい。
水の音、葉ずれの音、隠れて響く小鳥のさえずり。
渕をきらめく小魚の鱗、横切る蜻蛉の羽の輝き、踊る木漏れ日の明滅。





あたたかな色の日の光が、カーテンのように翻って川底を照らす午後。
ここだけのゆったりとした時間を、さらさらと流れつ計る小川時計。
(河川環境楽園 木曽川水園)



したたる水を受け、周囲を侵食していく緑色。
どんどんやっちゃって!(←苔好き)



天からの雨を集めて、川は幾重にも折れ、時に潜り、ぷかりと浮かび、
いろいろなものたちと出会い、別れ、遥か海を目指し流れて行く。



うっそうと茂る木々の合間から、スポットライトのように差し込む日の光。
ようこそ風光明媚劇場へ。



モミジ(カエデ)の葉の形は とてもきれいで いつ見てもきれいで うらやましく思う
清流の深みの青緑も セットで自分の部屋に持ち帰りたい
(波瀬植物園)



渓流は、巨大な岩がゴロゴロしているのも魅力。
左側に歩道が作られているんだけど、あの大岩の下をくぐるコースになってて、
かなり狭くて、楽しかった。
(奈良県吉野郡十津川村内原の「笹の滝」。←日本の滝100選。)



あの渕に足をつけてみたい。
しかし途端にすっ転んで頭打ちそう。
あと思ったより深そう。
(笹の滝)



(笹の滝)



緑に囲まれた滝を、ツツジの赤色が彩る。
(笹の滝)



大きさの感覚が狂いそうになる大岩ごろごろ。
人が立ったら小人に見えそう。
(宮川上流)



この深みのエメラルドのようなきらめきを、みんなにも見せたいと思う。
(宮川上流)



とりあえず裸足になってざぶざぶと流れに入って行きたい。
しかし現実は厳しい。
足元は藻でぬめるし、石はごつごつ痛いし、流れに足を取られそうになるし、思ったより急に深くなるし。
少し離れた所から得難いものを愛でる位が、だいたい丁度良いのかもしれない。
(宮川上流)



秋もまたよし。
(三重県多気郡大台町大杉の「六十尋の滝」)

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