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きのこだョ!全員集合 (第1部)

キノコの名前が書いてあるものもありますが、「なんか似てる?」レベルですので、
同定(種類の特定)の参考にはしないでくださいませ。たぶんほとんど違っております(^^;)


3月


ホダ木からにょっきり顔を出したシイタケ(椎茸)の子供に、何かの新芽がコンニチワ。
大きく育てよー。
(月ヶ瀬梅渓)


4月

吉野。満開の桜咲く広場の片隅に、ひっそりと数本。
なんと個性的な姿…。
たぶんトガリアミガサタケ(尖り編笠茸)。だとしたら食べられる。
フランスでは「モリーユ」と呼んで高級食材なんだそうな。
でも中は空洞なんだって。あんまり食べるとこ無さそう。
お椀の形したキノコの集合体みたいなものなんですって。
桜の木の下が好きみたい。
仲間に、アミガサタケ、マルミアミガサタケ、チャアミガサタケ、オオトガリアミガサタケ、ヒロメノトガリアミガサタケなどなど。
見た目はだいたいそれぞれの名前の通り。
キノコの名前って、ほんとそのまんまストレートなのが多くて、とてもわかりやすくて良い。
判別は難しいけど(^^;)



仲良く頬寄せ合う3兄弟。つやつやしててチョコレートみたい。きのこの山風?
アクニオイタケ(灰汁臭茸)かな??
だとしたら、アンモニアとかの薬品の臭いがするとか(^^;)
イメージダウーン(笑)
(吉野山)


5月は無くて6月


ケショウハツ(化粧初)?
もちもちしているような外観に、うっすら赤く染まる頂点…。
これは… あれだ…
苺大福だ!
(多気郡多気町丹生 あじさいの小径)



イヌセンボンタケ(犬千本茸)?
小さいながらも、洗濯用洗剤のCMで物干し竿に吊るされてそうな真っ白さが、腐葉土の中でくっきり目立っていた。きれい。
もしイヌセンボンタケなら、大きくなるにつれ、グレーっぽくなっていくみたい。
もしイヌセンボンタケなら、「千本」と名前が付くように、驚愕するほどびっしり一面に生えるらしいんだけど…。
これからなんだろうか。
もしくはこれ、イヌジュッポンダケ?
(多気郡多気町丹生 あじさいの小径)



雨粒バッチコーイ!!
チャワンタケ一族だと思う。
(形原温泉あじさいの里)



ドウシンタケ??
何とも言えないメタリックな光沢頭がステキ。
頭の土を払ったら、なお写真映りが良くなったかな?
でも、なるべくそっとしておくのがいいよね。
たぶんこれはまだまだヒヨッコで、これからぐんぐん大きくなっていく気配。
でもそれもきっと、たった数日内の出来事。
(上野森林公園)



柔らかそうな肉厚キノコ。
一見おいしそうだけど、多くの毒キノコの見た目は地味っていう事実。
危ない危ない!
(形原温泉あじさいの里)



たぶんヒナノヒガサ(雛の日傘)。
何という可愛い名前!!!!!!!
小さな鳥の雛がこれさしてるイメージ
って、それには小さすぎるか(^^;)
「雛」ってのは「小さいもの」って意味かな?
たっぷりの水気を得て、潤いのある生活環境。
ミズゴケノハナ(水苔の花)とどっちか迷ったけど、6月だし、たぶんヒナノヒガサ。
ミズゴケノハナの方が赤くて、秋に水苔から生えて、傘が1〜2cmと大きくて、三度笠みたいに平べったくて、頭頂部が少しへこむって感じかな?
(上野森林公園)


大漁7月


ツチグリ(土栗)。
ユニークなその姿。
初めてこれに出会った時、私はそれをキノコと言い切る自信が無かった。
でもどこかで何かで見た事があるような…。
その辺の枝で転がしてみたら、根のようなものは無いようで、何の抵抗も無くコロンと転がった。
「キノコは何かに寄生して養分を取るものだ」という考えがあったので、「やっぱり山柿か何かが腐ってしなびたやつだろうか…」と思った。
家に帰って調べてみて、「ツチグリ(土栗)」というキノコである事がわかった。
さらに、かなり面白い特徴がある事を知る。

最初はただの小さなボール状で、土に埋まっている。
福島県の阿武隈地方ではこれ(幼菌)を「まめだんご」と呼んで食用にするらしい。高級品らしい。
↑それが栗に似てるから「土栗」らしい。
根っこ(根状菌糸束)はあるが、細い。
大人になると外の固い皮がミカンみたいに裂けて剥け、上の写真のように、タコっぽくなる。しばらくこの姿で過ごす。
中央の丸いやつの中には茶色の胞子が詰まっている。つっつくとボワッと出て面白いらしい。
あたりが乾燥すると、何とミカンの皮みたいな部分が、再びくるんと閉じて丸くなる!
しかもそれがついでに中央の胞子の袋を突き破って、中の茶色い胞子を飛散させる!
晴れの日には、その姿のまま、風に吹かれて地上をコロコロ適当に転がって移動。
湿気を帯びると、外の固い皮が再びそりくり返って開き、そこに安定する。
別名は、「ツチガキ(土柿)」とか「晴天の旅行者」とか。
英語の名前は「Astraeus hygrometricus(星形の湿度計)」とか「Geoastrum(地上の星)」とか。
何か見た目以上にかっこよい名が連なる。ロマン。
(同じ「ツチグリ」の名を持つ薔薇科の植物もあるらしい。)


ユニーク。
今度見かけたら、胞子の袋をつっついてボワッとさせてみたい。
あと、根っこチェックしたい。
仲間に、コツチグリ、ヒメツチグリ、エリマキツチグリ、ヒナツチガキ、フクロツチガキ、シロツチガキ、とかがいるらしい。
似てるけど何か違うのは、ツチグリニセショウロ。
(多気郡多気町丹生 あじさいの小径)

↑中身が出ちゃってぺっしゃんこ〜の図。
 
↑これらもツチグリの仲間かしら??↑



カバイロツルタケ(樺色鶴茸)??
キノコのイラスト描くとき、よく水玉模様にするよね?
あれ、なんでかなーと思っていた。
水玉模様のキノコ、見た事無いし。
テングタケ系の傘についてる「ツボのかけら」をデフォルメしたものかなーと思いつつも、
それって何か小さいし、違うんじゃないかなーと思っていた。
このキノコを見て、「ああ、あれは虫食いの跡なのかもしれないな」と思った。
(両方兼ねてかな〜?)
下にねばねばな跡があるから、カタツムリかナメクジが食べたのかな?
丸い食べ跡なのは、首(?)だけ動かして食べて、お腹一杯になって移動したからかしら?(笑)
「虫が食べてるから人間が食べても大丈夫」ってのは、全然あてはまらないらしいので、気をつけてね!
逆もまたしかり。



アカジコウ(赤じこう)? コガネヤマドリ(黄金山鳥)? イロガワリ(色変)?
たぶん幼菌だから、余計わかりづらーい。
柄が肌色してるのと、まるっとした形から、何かマリオに出てくるキノコっぽい。
1UP!
(伊勢市朝熊町 絆の森)



よく焼いたパンみたい。
お星様形のコケが散らばるステキなお住まい。
表面の模様がノウタケっぽいけど、ちょっとわからんです。
(伊勢市朝熊町 絆の森)



ヒメコナカブリツルタケ(姫粉被り鶴茸)???
本当は、綺麗な傘の形してたんだろうな〜。
何があったのか、すっかり破れて、でもそれってお花みたい。
(多気郡多気町丹生 あじさいの小径)



たぶんベニナギナタタケ(紅薙刀茸)。ニョロニョロ。
似たようなのに、白いのとか黄色いのとか紫のとか、いろいろある。
これは名前に「紅」ってついてるけど、どっちかっていうと「橙」の方がしっくりくると思うな〜。
(熊野市育生町赤倉 大丹倉)

↑その仲間のシロソウメンタケ(たぶん)。それにしては枝分かれが多いような気もするけど…。
シロソウメンタケは食べる事ができるそうですが、腹いっぱいになるには相当集めないといけないぜよ〜。



石の下にも3日
(吉野郡十津川村内原 笹の滝)



葉っぱと同じ色で、忍法隠れ蓑みたいになっているけど、何かのキノコの菌輪(フェアリーリング)でございます。
円になってるの、わかるかな? 私は初めて見たよ!
京都御所は、いろんなきのこがいっぱいだった。



待ち針みたいなまん丸の2人連れが2組。
って、これってキノコなのかしらー?
まあ可愛いからOK!
(多気郡多気町丹生 あじさいの小径)



テングタケ(天狗茸)?ビフォアー。
(奈良奥山ドライブウェイ?)



テングタケ(天狗茸)?アフター。
頭の上にのっかってる白い点々は、入ってた「つぼ」のかけら。
雨で流されたりするらしい。
テングタケダマシという、似てるキノコもあるらしいけど、
そのつぼのかけらが円錐みたいにとがってるのが「ダマシ」の方らしい。
テングタケは有毒で、別名ハエトリタケ。
煮て、皿の上に置いておくと、ハエが食べて死ぬらしい。
煮た入れ物、触りたく無いなー(笑)
(奈良奥山ドライブウェイ?)



えいやっと上向き。腹筋が鍛えられてそうな形。
(グアム ナモ滝自然公園)



ニッケイタケ(肉桂茸)? つやつや。
何となく、蓄音機を連想するなあ〜。
(明治村)



湿気をたっぷり含んだ空気の中で 緑もキノコも ぐんぐん伸びる
(多気郡多気町丹生 あじさいの小径)



どうぞ何か入れてください! さあご遠慮無く!
オリーブサカズキタケ(オリーブ杯茸)??
(多気郡多気町丹生 あじさいの小径)



シュイロハツ(朱色初)? チシオハツ(血潮初)? ヤブレベニタケ(破れ紅茸)?
とても鮮やかで、ビロードのように細かい毛が生えてる感じの赤色。
私が名付けるなら、スモモ茸かなー。おいしそう。
3mくらいの範囲にわたって、結構あちこち生えてた。可愛かった。
赤いキノコっていっぱいあると思ってたのに、意外と出会っていない。
緑や紺や紫のキノコもあるらしいので、いつか出合いたい。
(伊勢市朝熊町 絆の森)

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